顧客にも誠実に対応することを心掛けているという荒川さん

 トラックやバスなど大型車両の販売、整備を手掛ける関東いすゞ自動車(高崎市宮原町)。群馬、埼玉両県の支店を拠点に、車両を通じて地域の発展に貢献する。8月に創業75周年を迎える。100周年に向けてきめ細かなサービスで顧客の信頼獲得を目指す。

■仕事内容

 太田・大泉支店車両営業課主任の荒川祐太さん(29)は、営業職として明和、千代田、大泉、邑楽の4町にある約千社を担当する。顧客を回り、雑談をしながら車両に関する相談に応じている。

 1日に約20件、さまざまな業種を訪問する。車両は1台で数百万円以上する高額商品。受注には日ごろの信頼関係が大切で、「頼み事は試され事」と思い、依頼にはすぐに取り組むことを心掛けているという。

 それだけに、信頼関係が販売につながった時の喜びはひとしお。最近は後輩の指導も任されるようになり、「一人前の営業マンとして成長したい」と意気込む。

■キャリアアップ

 大型車両はオーダーに近いため、多くの知識が必要。入社後は半年から1年かけて自動車メーカーや、ボディーを造る架装メーカーなどを訪れて車両の知識を深めたり、先輩に付いて回り営業の基本を教えてもらったりする。

 その後も、コミュニケーションや営業などについての研修をメーカーの研修所で随時受講する。年に数回の研修があり、キャリアや個人の成長に応じた学びが用意されている。新型コロナウイルスの影響でリモートでの受講になっている。

■就活ポイント

 消防士を目指していた荒川さんが就職活動を本格化させたのは大学3年の夏ごろ。地元で働きたかったことと、車に興味があったため自動車販売店の採用試験を受けた。

 関東いすゞの面接では、明るさを前面に出し、うそをつかないことを心掛けた。社是には「誠実」の言葉が入る。素直な気持ちで面接に臨んだのが良かったのではないかと振り返り、後輩にも「誠実さを大事にして面接に臨めば、道が開けるはず」と助言した。

あらかわ・ゆうた 1991年生まれ。館林市出身。桐生第一高―関東学園大卒。学生時代はバスケットボールに打ち込む。2014年4月に入社し、太田大泉支店車両営業課に配属。20年6月に主任に昇任

荒川さんの1日

6:00 起床。子どもと遊ぶ
8:00 出社。顧客の車両が修理に来ていないかチェック。あれば連絡を取り、状況を確認
9:00 アポのある企業やその周辺の企業を訪問。雑談と合わせて、車両の情報を収集。午前中に5~10件程度訪問
12:00 営業先近くの飲食店やコンビニで昼食
13:00 午後は10社程度を訪問。新規の飛び込み営業も
17:00 帰社。日報作成や翌日に向けた資料整理など。約1時間の残業
18:30 帰宅。家族と夕飯を食べる。早く帰った日は子どもを風呂に入れる
24:00 就寝

企業データ

▽設立年 1946年
▽従業員数 927人(2021年4月時点)
▽売上高 583億7240万円(21年3月期)
▽新卒採用数(専門卒含む) 26人
▽初任給
 総合職 20万3800円
 一般職 19万1800円