「笑顔で元気よく接客するように心掛けている」と話す関口さん

 スズキとマツダの正規ディーラーでありながら、国内メーカー各社の中古車も扱うトヨナガ(安中市板鼻)。県内に11事業所を展開し、総合自動車ディーラーとして点検整備や板金塗装の各種サービスも提供する。社員を「人財」と捉え、成長を支える企業風土が根付いている。

■仕事内容

 入社7年目の関口結貴さん(28)は、太田店(太田市龍舞町)のサービスフロントとして働く。来店客の案内や整備結果の説明、消耗部品の交換提案などが主な業務だ。

 客が初めて接する「店舗の顔」であり、店や会社のイメージを左右する重要なポジションだ。関口さんは「笑顔で元気よく対応し、お客さんの名前を覚えられるように心掛けている」と話す。

 さまざまなメーカーを扱う同社では、それぞれの車種のスペックなど求められる知識量が多い。社内の研修会で勉強するとともに、写真入りの資料を作って客に伝えやすくなるように工夫する。「安全に走行してもらうため、車の知識がない人にも分かりやすく伝えたい」と力を込める。

■キャリアアップ

 入社後の研修を経て、同店に配属された。半年間は先輩社員が専属の「エルダー」となって指導し、月1、2回の集合研修で採用担当や他店舗の先輩に悩み事を相談できる態勢も整えられている。「エルダーは1対1で面倒を見てくれるので安心して業務に取り組めた」と振り返る。

 入社4年目に接客姿勢が優れた社員に贈られる「ベスト接客賞」を受賞。4、5年目には全国のスズキ系ディーラーの女性スタッフが集まる勉強会に社を代表して参加した。

 会社から評価を受けたり、「車がピカピカになったよ」などと客が喜んでくれたりしたときにやりがいを感じるという。

■就活ポイント

 人と話すのが好きで、営業職を中心に就職活動した。トヨナガの会社説明会に参加し、アットホームな空気に引かれて第1志望に据えた。「社員と社長の間にも堅苦しさがなく『チームトヨナガ』といった団結力を感じた」

 面接は談笑するような雰囲気で受験者の人間性を確認することに主眼が置かれていたという。「入社後も社長が声を掛けてくれて、人として大切にされていることを実感できる会社」と説明する。

せきぐち・ゆき 太田市下小林町出身。関東学園大附属高―東京福祉大心理学部卒。2015年4月入社。

関口さんの1日

7:00 起床
8:30 出社
9:00 朝礼
9:15 開店。接客を始める
12:00 持参した弁当で同僚と昼食
13:00 接客を再開。スズキ、マツダ以外の車でリコールがあった場合などは正規ディーラーに持ち込む
16:00 接客をしながら売上金の計算。報告書の作成
18:00 何事もなければ退社。遅番の場合は19時まで勤務
18:30 帰宅
23:00 就寝

企業データ

▽設立 1970年
▽従業員数 233人(2021年4月末時点)
▽売上高 121億3500万円(20年7月期)
▽新卒採用数 9人(21年4月)
▽初任給(大卒)
 営業職 23万円(営業手当含む)
 サービスフロントなどの事務職 19万円
 整備職 19万円