「細やかな経営支援を心掛けたい」と語る高橋さん

 預金量1兆円超(2020年9月末時点)と、信用金庫としては県内最大のしののめ信用金庫(富岡市富岡)。07年にかんら、多野、ぐんまの3信金が合併して誕生した。前身の組織の創業は1925(大正14)年で、間もなく1世紀を迎える。基本理念に「愛本位主義」を掲げ、群馬、埼玉両県に53店舗を展開する。

■仕事内容

 2カ所目の配属先となる六郷支店(高崎市下小鳥町)で、渉外に当たる「エリア担当」を務める入庫4年目の高橋一帆さん(25)。取引先への融資や財務分析といった金融支援のほか、経営ビジョンの実現や経営課題の解決に向けたコンサルティング型営業を担う。

 訪問数は1日10軒ほど。「お客さまの潜在的なニーズや課題をつかみ、スピード感を持って解決策を提案したい。地域金融機関の強みを生かし、長期的視点に立った伴走型支援を心掛けている」

■キャリアアップ

 入庫後2カ月間は、新人職員研修として伝票の書き方や電話対応などを学び、6月に各部署に配属される。その後は新人1人に対し、若手職員の「マンツーマンリーダー」とベテラン職員の「実務指導責任者」が2人体制で指導する。

 入庫後6年間をキャリア形成期間とし、基本業務習得後に「マネジャーコース(総合職)」か「エキスパートコース(専門職)」を選択する。

 ファイナンシャルプランナーや証券外務員など各種資格の取得支援制度も充実している。

■就活ポイント

 Uターン就職を視野に入れ、県内で最初に採用試験を受けた企業が同信金だった。面接官を務めた先輩職員の明るい雰囲気に「この職場でなら楽しく仕事ができると感じた」と振り返る。

 面接試験では背伸びをせず、等身大の自分をアピールすることを意識した。「取り繕っても不自然な印象を与えるだけ。素の自分で勝負し、判断してもらった方が良い結果につながる」。就活生には「新聞やニュースに目を通す習慣を身に付けて、時事問題への意識を高くして」とアドバイスする。

たかはし・かずほ 富岡市出身。富岡高―大東文化大卒。2018年4月入庫。高崎東支店に配属され、19年秋から六郷支店勤務

高橋さんの1日

6:00 起床
6:45 新聞、ニュースのチェック
8:15 出勤後、敷地内を軽く清掃
8:45 朝礼
9:00 営業開始。外回りへ
12:00 昼食。得意先で食べることもある
13:00 再び外回りへ
16:00 支店に戻る。書類の整理、翌日の訪問予定先の資料に目を通す
17:15 退勤
18:15 帰宅
18:30 ランニング(5~10キロ)
19:30 夕食
21:30 筋トレや映画鑑賞。資格試験の勉強などをする
24:00 就寝

企業データ

▽設立年 1925年
▽従業員数 668人(2020年9月末)
▽預金量 1兆329億2900万円(同)
▽新卒採用数 33人(21年4月)
▽初任給
 大学院卒 20万4000円
 大卒 19万5000円
 短大・専門・高専卒 17万5000円