「地域医療に貢献したい」と話す大塚さん
職場の様子

 注射器、人工呼吸器をはじめとする治療器具や体の状態を把握する検査機器など、医療に必要な機材や衛生用品を販売する栗原医療器械店(太田市清原町)。関東一円にある支店や子会社を通じて物流網を整え、地域の病院や介護事業を支えている。

■仕事内容

 「取引先の病院のことを考え、提案した商品が採用になったり、医療現場で活躍している様子を聞いたりするのがうれしい」。群馬・長野営業本部太田支店営業四課の大塚雄基さん(24)は白い歯を見せる。

 桐生、みどりの両市内の病院を担当する。包帯や注射器といったよく使われる消耗品から、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って需要が急増したマスクや消毒液、医療用の防護服など、さまざまな道具や機材の手配を請け負っている。

 昨年の春ごろは感染症予防の衛生用品が不足していたが、「医療の最前線に必要な道具を届けたい」との思いから、八方手を尽くして商品を確保した。現在は安定供給できているという。

■キャリアアップ

 入社後すぐに約2カ月間の研修があり、ビジネスマナーや医療業界の現状、病院運営、診療科ごとの特徴、医療機器に関連する法令などを学んだ。太田支店に配属された後、先輩社員に同行し、営業職の基本を覚えた。

 1人で外回りをするようになり、1年以上経過したが「まだまだ知識が足りない」という。取扱商品は1万点以上あり、商品知識を蓄えて提案の幅を広げ、「後輩の目標となる社員になりたい」と意欲を見せる。

■就活ポイント

 「自分なりの志望動機をしっかり伝えられれば、気持ちは届く」と振り返る。

 小学校から高校まで続けた野球でけがを負うことが度々あり、通院する機会が多かった。地域医療の重要性に気付き、貢献したいと思った。

 将来性も考慮した。医療に関連する道具や機材の需要は急減しないため、長く安定して活躍できる会社だと見据えた。明るく丁寧な先輩社員の人柄や、風通しが良い社風にも引かれた。企業選びのこつとして「志望動機と将来性、社風、全てがぴったりくる会社をみつけてみて」とアドバイスする。

おおつか・ゆうき 邑楽町出身。館林商工高―上武大卒。2019年4月入社。

大塚さんの1日

7:00 起床。ニュースで情報チェック
8:30 出勤。取扱商品と納品書を照らし合わせて検品。その日の予定を確認する
9:00 朝礼。支店長や同僚と情報交換
9:10 顧客に提案する資料や見積書などを作成し、商品サンプルや配送品を用意。外回りに出掛ける準備をする
11:00 社有車で取引先の病院を4~5件ほど訪れる。昼休憩は適宜取る
17:00 スケジュールに合わせ、夕方までに会社に戻る。日報を作成し、その日に受けた発注品などを手配する
19:00 翌日の予定を立ててから帰宅する。自宅ではゆっくり過ごす
23:00 就寝

企業データ

▽設立 1964年
▽従業員数 1184人(2020年4月)
▽売上高 1029億円(20年6月期)
▽新卒採用数
 40人(21年)、60人(22年予定)
▽初任給 
 営業職(総合職)
  大卒18万円
  大学院卒18万6000円
 事務職(地域職)
  大卒17万6000円
  大学院卒18万円