前橋の2021年の平均気温は15・7度で、年間の観測記録が残る1897年以降では3番目に高かったことが1日までに、前橋地方気象台のまとめで分かった。みなかみでも平年値(2020年までの30年平均)を1・1度上回る11・5度を記録し観測史上最高となるなど、県内全13観測地点で平年を上回った。年間を通して暖かい空気に覆われやすかったことなどが気温を押し上げたとみられる。 

 気象台によると、前橋の月平均気温は前線や台風の影響で曇りや雨の日が多かった9月以外は平年を上回った。3月は平年よりも2・9度高い10・8度で、観測史上最高を記録。2月は平年を1・8度上回り、歴代3位の暖かさだった。 

 最高気温が25度以上の夏日は128日、30度以上の真夏日は59日、35度以上の猛暑日は15日それぞれあった。初霜を観測した日は平年と比べて26日遅く、初雪は8日遅かった。前橋の平均気温は平年よりもかなり高くなったが、日照時間や降水量は平年並みだった。
前橋やみなかみ以外の年平均気温は、桐生が平年より0・8度高い15・4度、田代(嬬恋村)が0・7度高い8・1度、草津が0・6度高い8・2度など。県内の観測地点では0・3~1・1・1度平年を上回った。 

 気象庁によると、21年の日本の年平均気温は平年を0・61度上回り、1898年の統計開始以降3番目に高い値となった。世界の年平均気温も平年を0・22度上回り、91年の統計開始以降6番目に高い値を記録。2014~21年までの値が上位8位を占めた。二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響や、自然変動の影響が要因とみられる。