日新電機のGIS新工場(提供)

 電気機械機器製造の日新電機(京都市右京区、松下芳弘社長)が前橋製作所(前橋市総社町総社)内に建設していたガス絶縁開閉装置(GIS)の新工場落成式が5日、同製作所で開かれた。GISの生産能力は最大1.5倍に増え、使用電力は削減できる。6日から稼働を始める。

 GISは特別高圧変電所や風力発電、大規模太陽光発電所(メガソーラー)などの連系設備において、保護装置としてブレーカーのような役割を果たす。同社が成長戦略を担う柱として掲げる主力製品の一つ。今後、全国的に高度成長期に納入したGISの更新や、再生可能エネルギー普及に伴う需要増が見込まれることから、生産施設を刷新した。

 約35億円を投じた新工場は鉄骨2階建てで、延べ床面積約9800平方メートル。5日の落成式で斎藤成雄会長は「最新技術を導入したスマート工場として一新した。将来にわたり市場競争力を持ち続けることができるモデル工場となる」と期待を込めた。

 同社によると、GIS生産は今夏をめどに新工場に完全移行し、敷地内にある旧工場は取り壊す。同社は1963年に前橋製作所を開設。約60年にわたって受変電設備を生産している。