部品の搬送を自動で行うデリバリーロボット

 製造用機械の製作や販売を手掛けるサンコー・インダストリアル・オートメーション(みどり市笠懸町久宮、根岸宏社長)は、製造現場で使う部品を自動で運ぶ「デリバリーロボット」を開発した。同じ空間で作業する人の安全に配慮した協働ロボットで、機械の動き方や経路をニーズに応じて変更できる。同社初の独自開発で、企業の省人化を後押しする。

 設定したルートを自走するロボットに、部品の入った箱を持ち上げたり置いたりするアームロボットを組み合わせて製作した。必要な部品箱を判断し、ロボット自身が箱を積み込み、組み立て作業をする場所まで運搬してくれる。

 ロボットには人が接近すると自動停止するセンサーがあり、人間とロボットが同じ空間にいても安全なよう設計されている。PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)と呼ばれる汎用性の高い制御システムを採用し、設定やメンテナンスもしやすい。

 取引先の中小企業から、製造現場の省人化を実現できる機械が欲しいという要望を受けて開発した。開発を担当した鈴木尚史企画室長は、各社のニーズに応じて納品できることを強調し、「人手不足に悩む企業にぜひ活用してもらいたい」と話している。

 搭載する機器の形状や性能により、価格は変動する。販売価格は1900万円から。問い合わせは同社(☎0277-30-5888)へ。