《県内企業採用アンケート(下)》将来性、働きやすさPR 「地元色」も前面に
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企業説明会などで学生に最もアピールしていること 働きやすさで学生にアピールしていること

 上毛新聞社が県内関連企業を対象に実施した2020年春の新卒採用計画アンケート(110社)で、学生に最もアピールする点として5割の企業が「将来性」を挙げた。学生の志望動機の変化を受け、近年は給料よりも事業の将来性や働きやすさを押し出し、優秀な人材獲得につなげようとしている。

 企業説明会などで学生に最もアピールしている点を尋ねたところ、「企業・事業の将来性」が55社(50%)で最も多かった。次いで「働きやすさ」が29社(26%)、「その他」が25社(23%)で続いた。「給料」と答えたのは1社(1%)だった。
 業種別に見ると、6業種で「将来性」に最も多くの回答が集まった。一方で建設業は、「働きやすさ」(5社)が「将来性」(4社)を上回った。
 「その他」を選んだ企業は、教育制度の充実や社会貢献度を挙げた。年功序列の廃止や、副業を認める企業の増加といった社会情勢を背景に、就職する企業への帰属意識の変化を受けてPR内容を考えている。
 「資格の取得制度を紹介し、個人としてスキルアップできることをアピールしている」(サービス)という声のほか、運輸関係のある企業は業界としての社会貢献度の高さを訴えているという。
 働きやすさのアピール点を具体的に聞くと、「各休暇制度が充実している」が41社(37%)に上った。「長時間労働がない」の回答も15社(14%)あり、学生が重視しているワークライフバランスに配慮している企業が多いようだ。
 アピール点として「地元色」を前面に打ち出す企業も目立った。「県内勤務の可能性の高さ」(卸・小売り)や「転勤の少なさ」(サービス)、「実家から通える」(建設)といった内容を伝え、Uターン就職を呼び込もうとしている。
 製造業の採用担当者は「群馬に親しみを抱いている学生が他県よりも多い印象」があると指摘し、「通勤の利便性や居住地としての環境など、『勤務地、群馬』という点は働きやすさをPRする武器になる」としている。

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