県内登録者数3月末で303人 キャリアコンサル倍増 職業の将来設計助言
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「講座で学んだことが実務に生きている」と話す群馬ヤクルト販売の竹垣さん

 職業の将来設計などを助言するキャリアコンサルタントの県内登録者数が増えている。NPOキャリアコンサルティング協議会(東京都)によると3月末時点で303人となり、制度開始の2016年12月末からほぼ倍増。国家資格による専門知識で離職を防いだり、自身のキャリアを考えたりする契機として注目されており、養成講習を開く県生産性本部は「人生100年時代に長期的にキャリアを考えるきっかけになる」と期待する。

 キャリアコンサルタントは、仕事での目標設定や能力開発などの相談に乗り、助言する。養成講習を140時間以上(自宅学習を含む)受けるか、職業相談の実務経験が3年以上あると受験でき、試験に合格して登録。企業の採用や人材育成、学校での就職支援、人材市場での転職支援などで活躍している。
 本県では16年末に158人だったが、17年末に213人、18年末に276人と増加。全国でも16年末の2万2183人から、18年末には3万9232人に増えた。厚生労働省は普及啓発活動や企業への支援などにより24年度末までに10万人の養成を目指している。
 県生産性本部によると、企業の人事担当者が専門性を高めるために取得する例や、社会保険労務士が相談業務の幅を広げるために取得することが多い。若い世代がキャリア形成を考えて取得したり、シニアが定年後の仕事に生かすために取得したりすることもある。
 群馬ヤクルト販売(前橋市)で採用や人事を担当する人材開発部の竹垣咲紀課長は同本部の講座を受講し、仕事の考え方や面談手法などを学習。1月に資格を取得した。  社員が仕事で悩んでいるときに、働く上での仕事の意義などを気付いてもらう手法を学べたという。「今後はどうすれば社員のやる気を維持できるか考え、社内の制度作りに生かしたい」と話す。
 同本部の新井聡事務局長は「多くの人にキャリアコンサルタントを目指してほしい」としている。

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