IT人材を地元定着 システム・アルファ × 中央情報大学校 講義や議論職場体験も
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議論を通じて学びを深める中央情報大学校の生徒

 IT人材の県内定着を目指し、システム・アルファ(前橋市大友町、広山武雄社長)と、中央情報大学校(高崎市栄町、中島慎太郎学校長)などは、講義と議論、実践を交えた特別講座「創育プロジェクト」を始めた。生徒とIT企業経営者らが議論しながら本県で働くことへの理解を深め、同社が依頼する“仕事”を通じて実践的な技術を身に付けてもらう。IT技術者の人材不足は全国的な課題で、地元人材の能力向上と定着を図る。

 IT人材の求人は東京で多い上、在京のIT企業は求人活動の開始時期が早いことから、同校生徒の6~7割程度が都内の企業に就職しているという。
 こうした状況を変えようと、5月にプロジェクトを開始。プログラミングやシステム開発を学ぶ高度ICTデザイン学科(4年制)の3、4年生計12人が、同社の協業スペース「アシタガ・アルサ」などを拠点に全30こまの授業を受ける。
 東京から仕事を受注しているデザイン会社ヌードウェア(前橋市)の塩谷勝利社長や、高崎市で起業したIT企業クレーンの安司寛太社長が、本県で働く意義を講義。講師と生徒が議論することで学びを深める。大手IT企業の技術者が課題解決のための思考方法の一つ「デザイン思考」の講義を行ったほか、広山社長の講義で企業人としての心構えなども学んだ。
 プロジェクトの後半では、生徒がシステム・アルファで職場体験し、同社が生徒に“仕事”を発注。IT技術者の指導を受けながら成果物を作ることで、完成度や納期、コスト意識が求められるプロの仕事について実践で学んでもらう。
 広山社長は「仕事を通じて学ぶことで、東京から仕事を持ってくる力を身に付けてほしい」と期待。「県内の企業に目を向けるきっかけになれば」としている。

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