留学生ら県内就職へ意見交換 働きたくても「情報ない」 企業、行政と課題共有 前橋でイベント
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日本や本県での就職について意見交換する留学生ら

 本県の大学や専門学校で学ぶ外国人留学生の県内就職を支援するため、ネットワークづくりに向けた初のイベントが16日、前橋市中心街のシェアスペース「comm(コム)」で開かれた。留学生ら4人が「企業の情報が手に入らない」「外国人を雇ってもらえるのか分からない」といった課題を挙げ、参加した企業や行政関係者と共有した。
 初めに英語教育などを手掛けるスペクトラム(高崎市)代表の相京恵さんが、留学生の就職事情を説明した。「日本での就職を希望する留学生は全体の6割を超えるが、求人の少なさや就活の難しさなどで実際に就職するのは3割。県内でも慢性的な人材不足が問題となる中、チーム群馬で支援のネットワークを作ることが重要」と強調した。
 この後、相京さんの進行でインドネシアとベトナム出身の男女4人が日本に留学した理由や就職への考えについて意見交換した。
 共愛学園前橋国際大2年のヴー・フオン・タオさんは「群馬は古里みたいな感じ。自分に合った仕事が見つかれば群馬で働きたい」とした上で「外国人を雇ってもらえるか分からない。企業を訪れたり情報を集めるにもお金がかかる」と不安を口にした。群馬大教育学部4年のウルファ・カニアさんは「企業の情報が日本語だけだと不安。英語や母国語でも書いてくれるとうれしい」と語った。
 外国人の採用に積極的な企業や団体が求める人材について紹介したほか、交流会も開かれた。イベントはNPO法人多文化共生ぐんまが県の委託事業として開いた。

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