働きやすさアピール 県内で内定式、学生にエール
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真剣な表情で内定式に臨む学生=前橋市の群馬銀行本店

 2020年春に入社する大学生らへの採用内定が1日、主要企業で正式に解禁された。県内各地で内定式が開かれ、経営トップは学生にエールを送った。入社意欲を高めてもらうため、工場見学や若手社員との懇親会を設けるなど、形式にとらわれず「働きやすさ」をアピールする企業も目立った。

■全てが未来に
 群馬銀行(前橋市)の式典には、学生120人が参加した。深井彰彦頭取は内定通知書を手渡し、「全ての仕事が未来につながると前向きに捉え、全力で取り組んでほしい」とエールを送った。代表して通知書を受け取った高崎商科大4年の相沢風我(ふうが)さん(21)は「責任感が芽生えた」と話し、群馬大4年の相川樹里さん(22)は「入行までの時間で知識を高めたい」と語った。
 東和銀行(同市)では江原洋副頭取が「若くてバイタリティーあふれる力に大いに期待する」と、内定者46人を歓迎した。
 今年が創業60年の節目に当たるベイシア(同市)。橋本浩英社長は学生83人を前に、「昭和で30年、平成で30年の計60年間を歩んできた。昭和でホップ、平成でステップ、令和でジャンプすることを合言葉に飛躍したい」と呼び掛けた。
 情報サービス業の両毛システムズ(桐生市)は、荻野研司副会長が「情報を取捨選択できる人になってほしい」と激励。県立女子大4年の大坪菜月さん(21)は「教育関連事業に関わりたい」、群馬大大学院2年の小渕雅矢さん(23)は「自動運転制御のプログラム開発に携わりたい」と意欲を見せていた。
■先輩と懇親会
 就職情報サイト運営のリクルートキャリア(東京都)によると、内定辞退を防ぐため、働きやすさや柔軟な姿勢をアピールする企業が増えている。「式をしなかったり、任意出席にしたりするなど形式にとらわれない企業が目立ってきた」と指摘する。
 群栄化学工業(高崎市)は、式典で内定通知書を交付した13人を工場に案内した。「社になじみ、入社意欲を向上させてほしい」と考え、若手社員との懇親会も設けた。
 サンデンホールディングス(HD、伊勢崎市)も社員間交流を促した。内定者30人がレクリエーションで交流した後、若手先輩社員と懇親会に臨んだ。
 式の日程をずらす企業もある。太陽誘電(東京都)は例年、高崎市内で1日に実施していたが、今年は最新技術や製品がそろう大型見本市の開催に合わせ、会場に近い千葉県内のホテルで16日に予定する。内定者をイベント会場に案内し、最先端情報に触れてもらう。

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