「Gターン手帳」製作 群馬で就活 後押し 22年卒業学生向け 電話作法や面接指南
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 群馬の就職活動はこの1冊とともに―。若い人材の県内定着やUターン就職を後押ししようと、県内大学など18団体でつくる「Gターン支援会」は2022年春卒業予定の学生向けに、「Gターン手帳」の製作を進めている。新型コロナウイルスの影響で就活の見通しが不透明な中、企業情報や就活のノウハウを集めた1冊で学生を応援する。県外で学ぶ学生にも幅広く配布するため、同会は協賛企業を募っている。

 Gターン手帳は、就活準備が始まる卒業前々年の10月から卒業月までのカレンダー、電話の基本作法、採用面接のポイント、説明会などで得た企業情報のメモ欄などで構成。A5判2色刷りで、ぐんまちゃんをあしらったカバーを付ける。

 同じ内容の「就活手帳」を、これまで4回発行してきた。前回までは共愛学園前橋国際大や高崎商科大といった県内大学などが連携して採択を受けた文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」として発行した。同事業は3月に終了したが、若者の県内定着に就職支援は欠かせないとして18団体が同支援会を立ち上げ、発行を目指している。

 コロナ禍により、企業や学生が一堂に会する来春卒業学生向けの合同企業説明会などは中止が相次ぎ、企業側と学生側はそれぞれ模索を続けている。

 「特に中小企業は採用活動に着手さえできないところもあると聞く」。支援会事務局で高崎商科大キャリアサポート室の藍正弘室長へは、収益事業で手いっぱいとなり、採用活動に手が回らないという企業の声が寄せられているという。「地元の優良企業の存在を知らないまま就活を終えてほしくない」と力を込める。

 9月に3千部以上を発行し、同会に加盟する大学を通じて学生へ届ける。協賛企業を増やし、県外大学へも配布し、Uターン就職を促す方針だ。

 前回までの発行で同省から受けていた補助金約120万円は、広告掲載の協賛費でまかなう計画。広告協賛の募集は今月末まで。

 問い合わせは事務局(☎027・347・3363)へ。

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