パンフォーユー(桐生) 宅配サービス一元化 全国パン店とネットで連携
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 冷凍パンの宅配サービスを手掛けるパンフォーユー(桐生市本町、矢野健太社長)は、全国のパン店と連携したインターネット販売支援サービス「パンスクモット」の運用を開始した。提携店は気軽にネット販売に参入できる利点があり、新型コロナウイルスの影響を受ける中、パン店にも消費者にも喜ばれるサービスを目指す。

 パンスクモットに加入した事業主が店舗で焼いたパンを冷凍し、パンフォーユー指定の箱に詰めると同社と契約している運送業者が集荷に来る。集められた冷凍パンは、同社の月額制定期宅配サービス「パンスク」の会員宅に届けられる。

 インターネットを使った集客や受注管理をパンフォーユーが担うため、パン店は手間が省け、店舗販売とネット販売を両立できる。宅配に必要なパンの数量は事前に通知され、一定の売り上げが見通せる。

 配送時の伝票記入や支払い管理も不要。原料やカロリーを表記するラベルもパンフォーユーが作製する。パン店はシステム利用料を同社に支払う。

 同社は独自のパン冷凍技術を確立し、2017年に創業。18年にオフィス向けの配達サービスを開始した。

 昨年12月、次代を担う起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード」(上毛新聞社主催、田中仁財団共催)に矢野社長が出場。冷凍パンを活用した宅配システムで地方のパン店の味を全国に届け、経営を後押しするビジネスモデルが評価され、創業5年未満の起業家を対象にした「スタートアップ部門」で入賞した。

 2月に立ち上げた個人向け宅配サービス「パンスク」の登録者は2千人を超えた。さらなる会員増を見込み、提携店を増やすためにパンスクモットを企画。現在、全国25店と契約しており、年内に47都道府県に提携店を広げたい考えだ。同社は「新型コロナウイルスの影響で給食や宿泊施設での需要が減っているパン業界の経営を盛り上げ、共に発展していきたい」としている。

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