《高3の意識から探る あしたの群馬 上毛新聞社・群馬大社会情報学部(5)》SNSリスク 「トラブルに直面」13%
 相手との関係がぎくしゃくした」「うその情報を信じてしまった」などのトラブ...
《高3の意識から探る あしたの群馬 上毛新聞社・群馬大社会情報学部(4)》SNSの利用 「1日3時間以上」2割
 スマートフォン(スマホ)の普及に伴い、県内の高校生も会員制交流サイト(S...
《高3の意識から探る あしたの群馬 上毛新聞社・群馬大社会情報学部(3)》生活 9割弱が「学校楽しい」
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《高3の意識から探る あしたの群馬 上毛新聞社・群馬大社会情報学部(2)》愛着 「住みたい」北毛で低く
 本県の高校3年生は地域への愛着をどのように感じているのか―。意識調査では...
《高3の意識から探る あしたの群馬 上毛新聞社・群馬大社会情報学部(1)》進路 3人に2人「県内就職」 Uターン低調 啓発課題
 上毛新聞社は群馬大社会情報学部と共同で、県内の高校3年生を対象にした意識...
《高3の意識から探る あしたの群馬 上毛新聞社・群馬大社会情報学部(1)》進路 3人に2人「県内就職」 Uターン低調 啓発課題
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 上毛新聞社は群馬大社会情報学部と共同で、県内の高校3年生を対象にした意識調査を実施した。78校の約2800人が回答。就職までの進路をイメージしている生徒の3分の2が県内に就職先を求めていることが分かった。ただ、県外進学希望者に限れば、Uターン希望者は15%にとどまる。多様な人材の県内定着には、魅力的な職場の確保や就職に関する早い段階からの情報提供が重要だ。

 高校卒業後すぐに県内に就職する人や大学などへの進学後に県内就職を希望する人は44%。直ちに県外に就職する人や進学後に県外就職を求める人は22%で、県内が大きく上回った。

 卒業後、県内への進学を希望している人が35・1%だったのに対し、県外への進学希望は36・7%。県内への就職希望は18・3%。

 県内進学を経て、県内に就職を希望しているのは全体の20・4%で、県外就職の3・8%を上回った。一方、県外への進学を経てUターン就職を希望する割合は全体の5・6%で、そのまま県外就職を求める人の16・4%を下回った。

 目指す最終学歴ごとに県外志向の割合を見ると、大学院までの人は71・2%、大学が52・8%、短大が17・6%、専門学校が25・5%、高校が7・6%。大学や大学院を目指す人ほど県内に魅力的な学習機会がないと感じていることがうかがえた。

 ただ、県外進学を希望しても、その後を未定としている生徒は15%ほどいる。大学または大学院までの進学希望者に限ると4割が就職先を「未定」。働き掛け次第でUターン就職を増やすことも期待できそうだ。

 大学や大学院への進学希望者について、第1志望を決める際の「授業料や生活費を負担できるかどうか」の重要度は、県内希望者の60・9%が「とても重要」とする一方、県外希望者は35・1%。県内進学希望者の方が、経済状況に左右されている可能性が浮かんだ。

◇   ◇   ◇

 調査は進路や地元愛着度、会員制交流サイト(SNS)の利用状況などに関し高校生の本音を探った。5回にわたって分析結果を紹介し、群馬の未来を展望する。 26面に高校生の声

 【調査の方法】2017年9月、県内の公立と私立の高校85校に合計3400人分の調査票を送付。3年生を対象に、卒業後の進路や地元への愛着度、会員制交流サイト(SNS)の利用状況などを聞いた。78校の2864人(回答率91・8%)から回答を得た。

◎ニーズ対応し切れず
 群馬大の鳶島修治助教(計量社会学)の話
 大学進学を目指す生徒のうち県外希望が多いのは、県内の大学が生徒の多様なニーズに対応し切れていないことが要因と考えられる。県内希望も一定数はいるが、経済的事情から「仕方なく県内に進学する」といった層も含まれると推察され、必ずしも肯定的には捉えられない。県外進学希望者のUターン希望率は低い。県内就職の情報発信が十分でないなどの要因が考えられる。

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