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 本県の高校3年生は地域への愛着をどのように感じているのか―。意識調査では、自らが暮らす地域への愛着を、中毛、西毛、東毛、北毛の4地区に分けて分析した。「地域が好きだ」「雰囲気や土地柄が気に入っている」など13の設問に対する回答を平均すると、4地区間に地域差はみられなかったが、「地域にずっと住み続けたい」という設問では、北毛(利根沼田、吾妻)の平均値が低くなる傾向が明らかになった。

 愛着度は5点満点で尋ねた。地域差が出たのは「ずっと住み続けたい」の設問で、北毛地域の平均値は2・84点(4地区の平均は3・07点)だった。北毛は「地域は住みやすいと思う」でも3・51点(同3・92点)と、他地域より低い。一方で、「地域ではリラックスできる」の設問は北毛が4・23点(同4・03点)で4地区のうち最高だった。北毛の高校生は、自分が住む地域を「相対的には住みにくいが、リラックスできる」と考えていることが分かった。

 愛着度を県内の12市ごとにみると、総合愛着度が最も高かったのは3・80点の富岡。みどり(3・78点)、高崎(3・77点)と続いた。最下位は3・49点の藤岡だった。主な設問別では、「住みやすい」のトップは高崎(4・13点)で最下位は沼田(3・54点)、「リラックスできる」のトップは沼田(4・29点)で最下位は藤岡(3・75点)、「お気に入りの場所がある」のトップは伊勢崎(3・62点)で最下位は館林(3・21点)だった。

 群馬大が愛着度に影響する要因を分析したところ、「(市街地ではなく)山村に住んでいる」ことが最も愛着度を低下させることが分かった。愛着度を下げる要因には他に「両親の双方が県外出身」「高校生自身が県外に居住した経験がある」などがあった。 (18面に高校生の声)

◎将来からも影響
 群馬大の森谷健教授(地域社会学)の話
 高校3年生は就職や進学などで、移動(引っ越し)を目前に控えている。「自分はいずれここを出る」と考える場所に愛着は湧きにくく、山村ではその傾向が強まる。愛着は過去の経験の積み重ねだが、将来からも影響を受けるのではないか。

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