創業間もない企業支援 県 起業機運の醸成目指す
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 県内産業の活性化や地域課題の解決を目指して県は本年度、創業間もないスタートアップ企業への支援を強化する。企業と投資家を結び付ける場である「ピッチ」の開催や、事業計画の改善を支援するプログラムなどで持続的に発展できるよう後押し。「スタートアップ推進室」も開設し、創業から継続的にバックアップすることで、起業家が次々と生まれる環境の構築を目指す。
 企業が事業計画の概要を説明し、参加する金融機関や投資家から資金調達を目指す「ピッチ」を毎月開催。有望な事業者には短期集中で支援する「アクセラレータープログラム」で事業計画の磨き上げを後押しする。協業者や支援機関、自治体などとのマッチングも促す。
 起業機運の醸成や、持続的にスタートアップ企業が登場する環境を整えるためのセミナーも年2回開催する。研究開発系のベンチャーを支援する「ぐんま次世代産業創出・育成コンソーシアム(共同事業体)」を通じたビジネスコンテストなどで、研究者や技術者の創業も支援する。新市場の創造を目指す「新市場創出型」の企業を支援する仕組みも作る。
 関連事業費1511万円を本年度一般会計当初予算に計上した。
 雇用保険に加入している全事業所に対して新たに加入した事業所の割合を示す「開業率」は、都道府県別で本県は2017年度は5・7%(全国平均5・6%)、19年度は4・1%(同4・2%)にとどまった。創業支援にスタートアップ支援を加え、連続的に後押しすることで開業率の上昇を目指す。
 一方、創業支援では新たに地域おこし協力隊や移住者、外国人らに対象を広げることを検討する。県産業支援機構内への創業支援セターの設置や、「創業者支援塾」の開催、保証料を優遇する制度融資、女性の創業支援などは引き続き行う。
 県スタートアップ推進室は「新しい市場の創造や、地域社会の課題解決につながる事業を支援することで、本県経済の持続的な発展につなげたい」と力を込めた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
関連記事