高度外国人材の獲得へ イシイ設備工業 海外展開向け育成も
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採用されたアインさん(右)と石井会長

 空調・給排水設備のイシイ設備工業(高崎市浜尻町、本多久雄社長)が、高度外国人材の獲得に力を入れる。建設業の国内市場が縮小する中で、将来的な海外展開の布石として外国人材を育成する。
 第1号として6月に採用したのは、技術・人文知識・国際業務(技人国)の在留資格があるベトナム人のズオン・ドゥック・アインさん(30)。ハノイ交通運輸大卒で日本語能力試験3級(N3)を持っている。
 技人国資格は専門技術と知識が必須。転職や家族の同伴ができ、将来的には永住資格の取得も可能な点で、技能実習や特定技能とは異なる。会社側にとっては、人数や期間の制限なく雇用できるメリットがある。
 石井幹男会長は、地方の中小企業に共有する悩みとして人材確保があると指摘。「日本人従業員を確保できないから、外国人を採用するという時代ではない。今後は海外展開で現地支社長を任せられるような外国人材の重要性が増す」としている。
 出入国在留管理庁によると、県内の技人国資格者は2020年12月末時点で4446人。15年12月末時点は1726人で、5年間で2・6倍に増えた。(寺島努)

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