地方公務員アワード 山本さん(太田市)受賞 企画で女性の起業支援
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「地方公務員アワード2021」に選ばれた山本さん

 他薦を基に優れた地方公務員を表彰する「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2021」の受賞者に、本県から太田市農業政策課主任の山本伸一さん(41)が選ばれた。女性の起業を後押しする「おおたなでしこ未来塾」(市主催)を立ち上げた実績などが評価された。本県からの選出は昨年の宮下智さん(当時・県労働政策課係長)に次いで2人目。

 山本さんは「太田市の事業に注目が集まりうれしい。今後も未来塾出身の女性起業家が実績を積み上げ、活躍してほしい」と感想を語った。
 山本さんは埼玉県東松山市役所や外資系アパレルベンチャー企業を経て、太田市役所に入庁した異色の経歴の持ち主。旧産業観光課に所属していた2015年ごろ、おおたなでしこ未来塾の立ち上げメンバーに選ばれ、民間で培ったノウハウを生かして企画立案を担当した。未来塾の卒業生は民泊経営や訪問保育などに参入し、現在も奮闘している。
 山本さんは卒業生らのスキルアップや情報交換の場となる「一般社団法人なでしこ未来塾」の設立も支援。同法人は、加盟する女性起業家のビジネス機会の創出や、新たな人脈の構築にもつながっている。
 同アワードの審査員は「ダイバーシティー的要素が乏しい地方行政で、女性の起業など多様性を育む土壌を丁寧につくっている」などと評価した。
 インターネットメディア事業を展開するホルグ(横浜市)主催。地方で活躍する公務員の成果やノウハウを共有し、地方行政の活性化につなげる狙いで17年に始まった。今年は全国から60人が推薦され、10人が受賞した。
(中村穂高)

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