《ぐんま愛 ここに生きる》Uターン就職考えて 転出前に意識付け 高校生に企業説明会 前橋市
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ぐんま愛ここに生きる  若者の定着やUターン就職に向けて、前橋市は新年度、高校生を対象にした初めての企業説明会を開く。キャリア教育の一環で、進学・就職希望者ともに対象。県外に進学した学生には「Uターンしたくても企業の情報がない」との声が多く、転出前の早い段階で地元への意識を根付かせ、将来の地元就職へつなげたい考えだ。

早期の離職率が高い高校生就職の対策として、働く前後のギャップを減らす狙いもある。

 8日の市議会総括質問で市が明らかにした。

 市産業政策課によると、9月に前橋プラザ元気21で開催する。市内の中小企業に出展してもらい、会社説明に加え、職業体験ブースの設置を想定。就職を希望する職業に関して知識を得られる大学や、専門学校のコース紹介など進学相談も検討している。

 学年は限定せず、全学年を対象にする。4月以降、市内や近隣の高校に参加を要請する方針。2018年度一般会計当初予算案に事業費約480万円を計上した。  Uターン就職や採用を巡っては、希望しながらも地元企業の情報を得られない学生がいる一方で、採用活動に多額の費用をかけられない中小企業側も人材確保に苦労している状況だ。

 17年3月に県内の高校を卒業し、県外の大学などに進学した学生の67%はそのまま県外で就職するとの県推計もあり、市は「高校生が転出前に地元企業への理解を深めることで、前橋に戻ってきてもらい、労働力を確保したい」と説明する。

 また、学校の指導や保護者の薦めで就職することがある高校生は、3年以内の早期離職率が4割を超えるため、希望する企業や職種への意識を明確にしてもらい、定着を促す。

 地元就職支援策で市は本年度、若者と女性を主な対象にした「ジョブセンターまえばし」を開設し、非正規を含め577人の就職に結びついた。

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