リコーや群大 太田にテレワーク拠点  自由な勤務形態 推進
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完成を祝い、テープカットする石下支社長(左から2人目)と清水市長(同3人目)

 情報通信技術(ICT)を使って通常のオフィス以外の場所で働くテレワーク事業の拠点「太田CSVセンター」が19日、太田市吉沢町の市産業支援センター内にオープンした。施設の活用で時間と場所に縛られない勤務形態が可能となり、政府が主導する働き方改革や地方創生につなげる。

 拠点整備はリコージャパン(東京都港区、松石秀隆社長)を中心に市や群馬大など計8団体でつくるコンソーシアム(共同事業体)が推進。総務省の「ふるさとテレワーク推進事業」に選ばれ、センター内の2部屋を2千万円投じて改修した。

 1部屋は遠隔地で業務可能なサテライトオフィス、もう1部屋は他人と仕事場を共有するコワーキングオフィスとした。各部屋は約90平方メートルで、高速通信や高度セキュリティーの公衆無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」が利用できる。

 サテライトオフィスには4人用のブースを一つ、1人用のブースを三つ設置。リコージャパンの従業員らがテレワークで活用する。コワーキングオフィスは育児や介護と並行しながら働く女性やフリーランスを中心に活用してもらう。

 センター名のCSVは「クリエイティング・シェアード・バリュー」の略称で、新ビジネスが生まれる場所となる施設運営を目指すという。

 同日に開いた完成式典で、同社の石下義治群馬支社長は「太田市から全国に新しい『働き方』を発信したい。移住のきっかけになれば」と述べた。清水聖義市長は「この場所から熱を伝えていきたい」とあいさつした。

 総務省は2015年度から地方のテレワーク拠点整備に補助金を交付している。県内では高崎市、みなかみ町に次いで3例目。

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