次代担う人材流出止める GIA推薦・特待を導入 前橋国際大

共愛学園前橋国際大(前橋市小屋原町)は2019年度入学者選抜から、起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)」のビジネスプラン部門高校生の部のファイナリストを対象にした推薦入試と特待生制度を導入する。大賞受賞者、または入賞者には最長4年間の授業料を免除し、次代を担う優秀な人材の県外流出を食い止める。

 「GIA推薦」はGIAの最終審査に残ったファイナリストに対し、高校の評定平均にかかわらず公募制推薦入試の受験資格を付与する。英語コースを除く全コースで適用。19年度入試では18年3月の卒業生と19年3月卒業見込みの生徒を対象とする。

 「GIA特待」はアドミッション・オフィス(AO)、推薦、一般、センター試験利用のいずれかの試験に合格し、入学した場合、特待生として学費を減免する制度。ファイナリストは初年度の授業料、大賞受賞者と入賞者は最長4年間の授業料をそれぞれ免除する。全てのコースで適用する。

 推薦、特待ともに高校3年次だけでなく1、2年次にファイナリストになった生徒も対象となる。

 大森昭生学長はGIAへの応募により、社会的な課題を設定し、解決策を考える力や客観的な視点が養われると指摘。一方で若者の県外流出が問題になっているとし、「地方創生の時代の中で、有為な人材が県内で頑張っていけるような道筋を用意すべきだと考えた。経済的な理由などで進学を諦めている生徒にも障壁を低くしたい」と新制度の狙いを説明する。

 同大は世界的な視野を持ち、地域で活躍する「グローカル人材」の育成に取り組んでいる。入学者の8割以上が県内出身者で、卒業生の7~8割が県内就職している。

 GIAは2013年から上毛新聞社が主催している。

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