担い手育成へ 地元比率拡大 群馬医療福祉大が「地域枠」
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看護や介護、保育の担い手不足が叫ばれる中、こうした分野の人材育成に力を入れる群馬医療福祉大(前橋市川曲町、鈴木利定学長)は本年度、県内高校生を対象とした「地域枠推薦入試」を始める。併せて協定を結んだ高校の生徒が受験できる「高大連携型AO入試」も創設。全体の6割程度という地元学生の比率をさらに高めて、地域ニーズに応える。

 大学の社会福祉、看護、リハビリテーションの3学部と、短期大学部の医療福祉学科で募集する。「地域枠」は定員計50人を想定。卒業後に県内で働く意思の強さも合否判定の材料に加える。県外の高校に通う県内在住者も受験できる。

 定員計30人を見込む「高大連携型」は現在40校に上る同大の協定校の生徒で、8月の夏休み中に行う連携授業の履修者が対象。大学生と一緒に5日間、90分の授業を15こま受けることが受験の条件となる。合格後は連携授業の履修分を単位に変換できる。

 同大には看護師、介護福祉士、保育士のほか、作業療法士や理学療法士など、さまざまな資格を取得できるコースがある。新たな入試方式を導入する背景には県内就職者を増やし、今後ますます必要とされる医療、福祉の担い手を地域に送り出すことで、安定的な学生の確保につなげる狙いもある。担当者は「人材育成で地域に貢献し、学校の存在価値を高めていきたい」と話している。

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