売り手」でも緊張 県内、学生が活発に動く
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サンデンホールディングスが実施した採用面接=1日午前、埼玉県本庄市 撮影場所

 2019年春に卒業を予定する大学生らが対象の就職活動は1日、大手企業による面接が解禁された。県内の主要企業でも始まり、学生たちは自己アピールに臨んだ。学生優位の「売り手市場」が続く中、既に内定を得ていたり、複数の企業で面接を受けたりした学生もいた。企業側は採用に前向きな姿勢を示す。

 高崎信用金庫(高崎市)は本部で集団面接を実施した。東京経済大の男子学生(21)は「緊張したが、金融を志望する熱意は伝わったと思う」とほっとした様子。高崎経済大の男子学生(21)は「就活を終えた友人もいて焦りもあるが、頑張りたい」と力を込めた。

 サンデンホールディングス(HD、伊勢崎市)は埼玉県本庄市の研修施設で面接を実施。県内の大学の男子学生(21)は「面接は初めてではないが、毎回緊張する。言いたいことが伝わったか自信がない」と厳しい表情で話した。東京都内の大学の女子学生(21)は「友人と練習をしたのでうまくできたと思う」と胸を張った。

 東和銀行(前橋市)の面接に臨んだ高崎経済大の女子学生(21)は「面接はお見合いみたいなもの。選ばれる一方で、こちらも選んでいる」と話す。

 経団連の採用選考に関する指針では、会社説明会が3月1日、面接や筆記試験などの選考活動は6月1日、正式な内定は10月1日の解禁と定めている。3年続けて同じ日程だ。

 ただ、企業にとって望ましい人材を確保する狙いで、6月1日までに水面下で選考を開始し、事実上の内定を出す例が相次いでいるとみられる。

 群馬銀行(前橋市)は、これまでの説明会などで女性活躍推進をアピール。採用の判断について「自分の考えを自らの言葉で伝えられるかが一つのポイント」と指摘する。

 サンデンHDは「面接が重なる解禁日に来てもらっただけのことはあり、志望度や真剣さが高いと感じた」と胸をなで下ろした。昨年夏の長期インターンシップ(就業体験)に参加した学生が面接を受けていたといい、新たな取り組みへの手応えも感じていた。

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