前橋6大学スクラム 国公私立の枠超え次々 合同で進学相談会、地元就職の調査
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前橋市内の6大学が初めて開催した合同進学相談会

 前橋市内の全6大学が、学生の確保に向けて連携を加速させている。9月に合同で初めての進学相談会を開いたほか、学生の地元定着に関する実態調査にも乗り出す。首都圏への流出や将来的な定員割れが懸念される中、国公私立の枠を超えて地域一丸で存在感を高めようとしている。

 9月26日に同市の前橋プラザ元気21で開かれた高校生向け進学相談会。群馬大、県民健康科学大、前橋工科大、群馬医療福祉大・短大、共愛学園前橋国際大、明和学園短大の校名が書かれたのぼり旗やパンフレットが会場にそろった。主催したのは、市内の6大学が加わって同月に設立された産学官連携協議会「めぶく。プラットフォーム前橋」だ。

 来場者は約2時間で14人だったが、市立前橋高3年の吉本草太さん(18)は「地元で進学を目指す学生にとって、複数の学校について同時に知ることができて良い」と反応は上々だった。相談会の様子を見守った明和学園短大の桜井直紀学長は「こうした連携はなかったので画期的」と話し、2回目の開催に向け「市内の全大学がまとまることで、情報の発信力向上に期待したい」と力を込める。

 「前橋6大学」によるタッグは広がりを見せる。開設された専用サイトでは全ての学部を網羅した「学術マップ」などで各大学が特色をPR。今後、地元高校からの進学者数や市内企業への就職者数についてデータをまとめ、詳細な実態を把握した上で大学の運営に生かす考えだ。

 本県のUターン就職率は約30%で、「前橋市内も同じ傾向」(市産業政策課)とされる。協議会副会長で共愛学園前橋国際大の大森昭生学長は「同じ地域の大学同士が切磋琢磨(せっさたくま)し、相互にメリットを享受できれば」と期待している。

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