学生や大学 「一安心だ」 県内 企業静観「動き見極め」
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就職に関する掲示を見る学生=共愛学園前橋国際大

 学生の就職活動ルールについて、2021年卒業の学生も現行日程が維持されることが決まり、該当する県内の大学2年生からは歓迎の声が上がった。就活を支援する大学側も、早期決着で変更による混乱が避けられる見通しとなり安堵(あんど)が広がった。


 「ニュースで自分が該当学生だと知り、日程が気になっていた」。共愛学園前橋国際大(前橋市)の2年生、正木紗絵さん(20)は就活の日程が従来と変わらずに進むことになり、ほっとした様子で話した。

 正木さんと同じバレーボールサークルに所属する同大2年生の上原杏実さん(19)も「3、4年生はゼミなど学業が忙しい。サークルも頑張りたいし、就活の日程が決まっているのはありがたい」と歓迎した。

 学生を後方支援する大学側は方針決定を歓迎する。「2年生については現行のルールと変わらず一安心だ。これまで通り就職指導ができる」。大学1年時から一貫した就活支援プログラムを組む関東学園大(太田市)の斎藤大二郎学長は、政府の対応を評価した。

 高崎経済大(高崎市)のキャリア支援チームは「今冬の間に来年度の支援内容を決めたい」と説明。1年生への対応については「国の動きを注視し、学生が混乱しないように支援する」としている。

 一方、企業側は冷静に受け止める。しょうゆ製造の正田醤油(しょうゆ)(館林市)は「政府方針を参考にしながら採用活動を進めたい。日程については未定だが、大学との連携を強めたい」とする。スーパーを展開するベイシア(前橋市)の広報部は「どういうルールになろうとも学生に選んでもらえるよう魅力ある会社づくりに努める」と話す。

 22年卒の日程は来年、改めて決定されることになり、大学1年生は戸惑う。関東学園大1年生の吉田拓実さん(19)は「就活と大学生活を両立したいので、早期に方向性を示してもらいたい。方針が決まれば、安心して勉強に集中できる」と期待した。

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