2019/02/03【三山春秋】〈ピューピューと北風の群れ冬運ぶ〉…
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 ▼〈ピューピューと北風の群れ冬運ぶ〉〈さむいあさとうこうはんはきあいいれ〉。ともに本紙「朝の一句」で紹介した俳句である。一年で最も寒い時季だが、子どもたちはその情景を五七五に織り込む。きのうの紙面では寒の風景を写真で特集した

 ▼節分を迎えた。「福は内、鬼は外」と、豆まきをして邪気を払う家庭も多いだろう。もともとは季節の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分と呼んだようだ。今はもっぱら立春の前日を指す

 ▼暦の上ではあすから春になる。確かに日の出が少しずつ早まり、夕暮れも遅くなって、日脚は伸びてきた。とはいえ、寒さが遠のくのはもう少し先になりそうだ

 ▼受験の季節が本格化している。大学入試センター試験が終わり、私立大入試はこれから本番。県内公立高校は5日から前期選抜の願書を受け付ける。3月にかけて各種国家試験も相次ぐ

 ▼受験生にとっては、これまで勉強してきたことが試される勝負のときだ。家族を含めて緊張感に包まれていることだろう。わが家にも2度目の大学受験に挑む浪人生がいるので、ひとごとではない

 ▼昨年、受験生の気持ちを逆なでする行為が複数の大学の医学部で発覚した。女子や長期浪人生を合格しにくくする不適切な入試である。再発防止が徹底され、受験生に待望の「春」が訪れることを願う。

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