2019/02/07【三山春秋】「人生100年時代」と言われている。労働力が不足する中…
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 ▼「人生100年時代」と言われている。労働力が不足する中、豊富な経験や高い技術を持つ高齢者の活用に注目が集まる。生きがいや収入確保など生活の質を高める観点からも、生涯現役で働ける環境は望ましい

 ▼ただ、政治家、とりわけ大きな権力を持つ首長に関しては、長く務めることに賛否が渦巻く。やりたい政策を実現するにはある程度の任期が必要という意見がある一方で、組織の硬直化やマンネリを招くとして長期政権の弊害を指摘する声も強い

 ▼大沢正明知事が今期限りで退任する意向を表明した。主な県政課題に道筋がつき、「今後は若い人にリーダーとして引っ張ってもらいたい」と理由を述べた

 ▼大沢氏は3期12年を務めることになる。思えば、「県政の閉塞(へいそく)感に風穴を開ける」と2007年の知事選に出馬、5選を目指していた当時の小寺弘之知事の多選を批判して当選した。公約で掲げた任期は2期8年だった

 ▼年齢は73歳。健康で気力、体力が充実していれば続けられない年ではない。3選出馬も悩んで決断したといい、多選批判が自身に跳ね返ってきた側面もありそうだ

 ▼知事選には参院議員の山本一太氏が出馬の意向を表明している。大沢氏不出馬で保守分裂選挙になるかどうかは不透明だが、候補者には「ポスト平成時代」の群馬の将来像を明確に示すことを望む。

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