2019/02/21【三山春秋】「年間5億円、6億円あった頃の…
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 ▼「年間5億円、6億円あった頃の3分の2程度の予算で運営しなければならない」。サッカーJ3ザスパクサツ群馬を運営する草津温泉フットボールクラブ社長、奈良知彦さんが今月、ファンと対話するサポーターズカンファレンスで降格2年目の窮状を訴えた

 ▼降格初年度に限りJリーグから支給される救済金がなくなるのが大きな要因。9000万円の配分金減収が見込まれる

 ▼現在の選手数は前年を下回る27人。在籍年数が長い選手を放出し、前年からの選手は5人だけ、新入団が22人を占める。2年連続実施した島原(長崎)キャンプも支出削減で取りやめた

 ▼ザスパはJ2当時、経営規模の小さいクラブだった。2017年度決算の営業収益(売上高)6億2400万円はJ2平均の半分以下で下から2番目。3分の2に落ち込むと、J3クラブでも平均程度だ

 ▼カンファレンスではサポーターから「縁の下の力持ちの営業活動が見えにくい」「どの程度の(営業の)結果を出したいのか」と声が上がった。株主総会前を理由にスポンサー獲得状況などは明かされなかったが、適切な時期に開示してはどうだろう

 ▼Jリーグはあす開幕する。ザスパはJ15年、前身のリエゾン草津創設から25年の節目。「なくすわけにはいかない」(奈良さん)クラブを支えるサポーターの理解促進は欠かせない。

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