2019/02/27【三山春秋】10年ほど前、長女の通う保育園…
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 ▼10年ほど前、長女の通う保育園の誕生日会で名付けの由来を発表する機会があった。気恥ずかしさを感じつつ、名前に込めた思いをステージに座る長女に向かって伝えた。まだ、小さかったので、その時は分からなかったろう

 ▼子どもを名付ける時、ゴダイゴの歌った「ビューティフル・ネーム」が頭に浮かんだことを思い出す。40年前の1979年、国際児童年に協賛して作られた曲だ。名前について〈一つの地球に一人ずつ一つ〉と歌う

 ▼千葉県野田市の栗原心愛みあさん(10)が死亡した事件で傷害の疑いで父親が逮捕されてから1カ月余りが過ぎた。どんな思いで名付けたのだろう。昨年、東京都目黒区で亡くなった船戸結愛ゆあさん(5)も、同じ「愛」が付く

 ▼「お父さんにたたかれたというのはうそです」「ゆるしてください」。2人が書いた文章に強い衝撃を受けた。虐待から子どもを守る態勢や連携の不備など似たような問題点が指摘される

 ▼国際児童年から10年後、国連で子どもの権利条約が採択された。「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」が挙げられている

 ▼前述の曲を動画サイトで見た。司会者は冒頭「明るく、そして全世界の子どもたちの幸せを願いたいと思います」と語る。かけがえのない一人ずつ一つの〈燃える命〉を守るため、もっとできることはないか。

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