2019/03/25【三山春秋】普段着のまま車で月面を…
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 ▼普段着のまま車で月面を自由に走り回る-。トヨタ自動車が発表した月面車の開発プロジェクトに接し、勝手に想像を膨らませた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で取り組み、10年後の打ち上げを目指すという

 ▼構想によると、車の内部は人が過ごしやすい気圧を保っていて、宇宙服を着る必要がない。1回の充填じゅうてんで1000キロ走る燃料電池を搭載し、5年間で計1万キロを走行して月面を探査する
 
 ▼月は極域に水が存在することが判明し、探査の対象として再び注目されているそうだ。空気が漏れないようにすることや自律運転の機能、高い走破性など技術的な課題は多いが、乗り越えてほしい
 
 ▼今年は宇宙にまつわるビッグニュースが続く。2月にはJAXAの探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうに着陸した。半径3メートルの範囲を狙っての難易度の高い挑戦を成功させた快挙に、日本中が沸いた
 
 ▼子どもたちに宇宙の魅力を伝える施設が先日オープンした。高崎市の「くらぶちこども天文台」である。東日本大震災の影響で使えない状態が続いていた天体望遠鏡が8年ぶりに復活したことも話題になった

 ▼倉渕地域は周囲の明かりの影響が少なく、天体観測に適している。子どもたちが宇宙に興味を抱く入り口になるだろう。探究心を育み、将来の宇宙飛行士や天文学者が巣立つかもしれない。

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