2019/03/29【三山春秋】「駅に公園と『道の駅』を…
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 ▼「駅に公園と『道の駅』を造って待ち時間を快適に」「地域の特産を活用して生活習慣病を予防」―。今月上旬、渋川女子高の1年生が自分たちで考えた政策を渋川市に提案する発表会があった

 ▼不登校の子どもへの対応や市内の高校生の進学率向上、市中心部の空洞化対策など、切り口はさまざま。他の自治体の事例を調べ上げ、アンケート結果や比較データを盛り込んだプレゼンテーションは市幹部を感心させた

 ▼政策提言は、地域のどこに問題があるか、何が課題かを見つけ、解決策を考える総合的な学習の一環。本年度は2年目で、昨年度は通学路への防犯カメラの設置など、数件が実際に市政に反映された

 ▼「やりたいことを実現するには予算が必要。限られた中でどう工夫するか、勉強になった」とある生徒。自分たちの生活が政治とつながっていることを実感する絶好の場になったようだ

 ▼県内はきょう、統一地方選が始まる。政治への無関心や失望からか、近年、投票率は低迷を続ける。だが高校生が感じたように、政治は日々の暮らしとひと続きだ。日常の不便さや、暮らしやすさに足りないことなどに目を向け、解決へと導くには住民の声が欠かせない

 ▼投票は一人一人の考えを表明する機会である。候補者の訴えを比べ、しっかり声を届けることが、政治を動かす原動力になる。

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