2019/04/11【三山春秋】東京都内から初めて群馬県を訪れ…
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ▼東京都内から初めて群馬県を訪れた4人の家族連れに先日、「花桃まつり」の会場となった、わたらせ渓谷鉄道の神戸ごうど駅(みどり市東町)で出会った。東武鉄道の特急「りょうもう号」で来県し、相老駅でわ鉄に乗り換えたという

 ▼小学5年の長男(10)と2年の次男(7)が鉄道好きで、トロッコ列車にも乗車。見頃を迎えたハナモモの出迎えに中学1年の長女(12)も笑顔を浮かべ、3人とも群馬に好印象を持ってくれたと確信した

 ▼「ほのぼのしていて、また来たい」。母親(47)の言葉と笑顔が印象に残る。群馬には都会にない非日常的な空間を提供できる人的・観光資源があることを、改めて県外の人に教えられた

 ▼まつりに合わせて、わ鉄と栃木県日光市を貸し切りバスで結ぶツアーを企画したところ、数百人のキャンセル待ちが出た。樺沢豊社長(70)が驚くほどで、観光面での可能性をうかがわせた

 ▼海外メディアの取材もあり、わ鉄を利用する外国人旅行者は増えている。そんな中、樺沢社長は「路線存続と地域活性化に取り組んできたが、10年を一つの区切りとしたい」と6月に退任する

 ▼今年で開業30周年を迎えた。「鉄道があって良かった」と言われる、地域に愛されるローカル線を目指してきた。退任まで残りわずかだが、まだまだ斬新な発想を巡らし、今後のレールを敷いてほしい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事