2019/04/12【三山春秋】群馬発の作業服チェーン…
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ▼群馬発の作業服チェーン、ワークマンの快進撃が続いている。仕事着として愛用する顧客層のほか、カジュアルさを前面に打ち出した新業態「ワークマンプラス」が女性など新たなファンを取り込む

 ▼イメージを一新するカラフルな店内は内装や陳列でアパレルブランドを意識する。初出店から半年余り、オープン時に入場規制が行われる店舗も出るなど話題だ

 ▼ワークマンの“高機能・低価格”路線は「丈夫で動きやすく、買い替えやすい値段」といった働く人のニーズにより形作られてきた。加えて作業現場では、若手人材の確保に向け、デザイン性の高い商品が求められているという

 ▼発想の転換、見せ方の工夫が好調の要因だが、ベースにあるのは商品開発のノウハウだろう。一朝一夕にはまねできない経験の積み重ねが業績を下支えする

 ▼「求める品質をクリアした上で、他社が追随できない価格に設定する」。世界の工場として中国が存在感を増していた15年前。ワークマンの経営陣を取材すると、現地工場とのシビアな交渉の様子を語ってくれた

 ▼高機能・低価格分野の潜在市場は4千億円との見方もある。業界の巨人ユニクロ、しまむらに加え、日本進出を図るフランスのスポーツ用品販売大手デカトロンなどとの顧客獲得競争は激化しそうだ。地元企業の挑戦から目が離せない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事