2019/04/17【三山春秋】先週水曜の雪には面食らった...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 先週水曜の雪には面食らった。前橋で4月の積雪は9年ぶりという。とはいえ、すっかり暖かくなった。庭に出ると、雑草が目立ってきた。無精な性格で放っておきがちになるのだが、「よし、やるか」と声を出してから草むしりをした

 ▼大げさにいうと、掛け声で自分を追い込み、奮い立たせた。ただ、いっこうに退治できない雑草に気合もしぼんだ。黄色の花はきれいなのだが、根が太いタンポポも厄介者だ。抜いても、抜いてもまた出てくる印象だ

 ▼詩人、坂村真民さん(故人)の詩に「タンポポ魂」がある。〈踏みにじられても/食いちぎられても/死にもしない/枯れもしない〉という根強さ、太陽に向かって咲く明るさを〈わたしの魂とする〉と書く

 ▼悪者扱いするばかりではもったいないようだ。時にコンクリートのわずかな隙間からもはえる姿は生きる上で励ましになる。調べると、利尿作用があり、若葉は食べてもおいしいらしい

 ▼創作意欲も刺激するのか、英国のロックバンド、ローリング・ストーンズにタンポポの英語名「ダンデライオン」という曲がある。同名の曲は松任谷由実さんも歌った

 ▼小学生も負けてはいない。13日の本紙「朝の一句」は公園のタンポポを〈強くねばってる〉と詠んだ。庭の雑草はさらに増えているようだ。次の休みにもう少し粘って作業してみよう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事