2019/04/20【三山春秋】悪童だった元プロ野球選手...
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 ▼悪童だった元プロ野球選手、愛甲猛さんに「死ぬほど悪い人」と恐れられた人がいる。同じ横浜高校出身で県スポーツ振興センター(前橋市)に勤める副島保彦さんである

 ▼アマチュアボクシングで国内外の優勝を重ねた希代の選手だ。愛甲さんは3学年下で、「悪い人」は雑誌『KAMINOGE』の対談で飛び出した。副島さんは「自分より強いと思う相手にそう言うのでしょう」と一笑に付す

 ▼副島さんが1980年モスクワ五輪代表に選ばれた際に授与されたベルトが、ALSOKぐんま総合スポーツセンター敷地内のスポーツ資料館に展示されている。「五輪に関係するものがあれば」と頼まれたという

 ▼資料館には大正から平成に至る本県の名選手の品々が並ぶ。幻となったモスクワ五輪選手ではボクシングで県連盟理事長の中村司さんのベルト、レスリングの高田裕司さんの試合着、陸上走り高跳びの八木たまみさんの代表団ユニホームもある

 ▼サブアリーナ脇の入り口で目につかないのか、立ち寄る人は多くない。行政、競技に携わってきた副島さんは「多くの人に見てほしい」と願う

 ▼郷土選手の殿堂として全国に先駆けて89年に開館し、きょう30年を迎える。3年前には改装された。世界で戦った選手の足跡をたどれば、2020年東京五輪・パラリンピックへの興味も増す。

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