2019/05/06【三山春秋】「周りがかぶっていない・目立つ…
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 ▼「周りがかぶっていない・目立つ・恥ずかしい」。高校生が自転車に乗る際にヘルメットを着用したくない一番の理由だという。県が策定した自転車活用推進計画で紹介されていた

 ▼県内の高校からモデル校を選び、昨年度実施したヘルメット試行着用のモニター事業で、生徒にアンケートした結果である。「面倒・邪魔・荷物になる」「かっこ悪い」が続いた

 ▼警察庁のまとめによると、昨年のヘルメット着用率は中学生36.4%、小学生25.7%に対し、高校生は4.8%にとどまる。着用者に比べ、非着用者の致死率は2.5倍だという。ヘルメットの効果を物語っている

 ▼高校生もまったく無自覚なわけではない。先のモニター事業アンケートで、一般論としてヘルメット着用の必要性を尋ねると、「必要と思う、良いと思う」の回答が事業開始時に49%、終了時には66%に上がった

 ▼もう一度、ヘルメットをかぶりたくない理由に目を向けると、周囲を気にして目立ちたくないという心理がうかがえる。裏を返せば、かぶる流れを作り出すことにより着用率を上げられるかもしれない

 ▼10連休は今日で終わり、明日から普通の生活に戻る。高校生が自転車通学する姿も見られるだろう。命を守るためにヘルメットの着用について、学校や家庭、そして高校生自身が真剣に考えてはどうか。

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