2019/05/10【三山春秋】子どもが巻き込まれる…
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 ▼子どもが巻き込まれる痛ましい事故に、言葉を失った。同じようなことが何度繰り返されるのだろう。大津市で散歩中の保育園児らの列に車が突っ込んだ事故である

 ▼園児2人が死亡、1人が重体、引率の保育士を含む13人が重軽傷を負った。園児らは丁字路の歩道で信号待ちをしていた。交差点内で車2台が衝突し、弾みで1台が歩道に乗り上げ、園児らが巻き添えを食ったという

 ▼県内でも2016年3月、高崎市内で集団登校する児童の列に駐車場から飛び出した車が突っ込み、1人が死亡、1人がけがを負う事故があった。今回の事故では散歩を控える園が出るなど、影響は県内にも及んでいる

 ▼警察庁の統計によると、全国の交通事故による死者数は減り続けていて、昨年は統計のある1948年以降で最少だった。ピークの70年に比べて、5分の1近くにまで減少した

 ▼要因の一つに、安全面での技術の進歩が挙げられよう。近年は衝突を軽減するブレーキや誤発進の抑制など運転支援システムが発達した。さらに自動運転技術の開発が進めば、交通事故の大幅な減少も期待される

 ▼とはいえ、現状では運転者の責任は重い。あすから春の全国交通安全運動が始まる。幼い命を奪う悲惨な事故を繰り返さないためにも、運転者の一人として自戒をこめて申し上げる。安全意識の徹底を。

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