2019/05/17【三山春秋】休日に時々、日帰り温泉施設へ…
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 ▼休日に時々、日帰り温泉施設へ出掛け、気分転換している。全国で名の知れた草津や伊香保、四万などの温泉地でゆっくりと漬かりたいところだが、ついつい近くにある施設に足が向いてしまう

 ▼炭酸泉や水素風呂、飲食の提供など、それぞれ工夫を凝らして集客を競っている。若者の客層が目立ったり、家族連れの声が浴場内に響いたりと、さまざまな客が身近な温泉を楽しむ光景が心を和ませる
 
 ▼県内の日帰り温泉施設について調べ、生き残りをかけて独自性を打ち出している現状などを記事にしたのは昨年末だった。その約1カ月後、取材した桐生市内の施設が今年5月末で閉館すると発表し、驚きを隠せなかった
 
 ▼2002年12月に開館した。大浴場や露天風呂のほか、砂塩風呂や日本最大級の10トンの水素風呂がある。市内を中心に両毛地域から集客し、18年11月には来館者数が450万人を突破した

 ▼だが、数年前から来館者数が減少、多様化するニーズと時流に合った施設の将来展望を描けなくなったようだ。苦渋の判断だったに違いない。運営会社は事業を継承する企業を探しているが、引受先は決まっていない

 ▼そんな中で、5月1~14日の来館者数は昨年に比べ約1400人増えたという。桐生地域では希少な施設であり、閉館を惜しむファンが多いのだろう。救世主は現れるか。

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