2019/05/26【三山春秋】「負けたら終わりではない。目標の…
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 ▼「負けたら終わりではない。目標の半ばで諦めたら終わり」。パラリンピック競泳の金メダリスト、奈良恵里加選手(41)=前橋市=は18日に市内で講演し、五輪・パラリンピックや国際大会を目指す県内選手に語り掛けた

 ▼2020年東京パラリンピックを集大成と考える。障害の程度によるクラス分けで3月、軽い方のランクに判定された。大会参加・派遣標準記録が上がり、厳しさを増す。「50メートルで1秒速く」と泳ぎ込む

 ▼講演では機能訓練の厳しさやいじめの体験を語り、家族や周囲の支えに感謝しつつ、こう付け加えた。「欲を言えば、多くの人の励ましや応援があればと思う。夢を追う人の大きな力になる」

 ▼成田緑夢ぐりむ選手に続き、平昌ピョンチャン冬季パラリンピック金メダリストの村岡桃佳選手が夏季出場に挑戦するという。パラスポーツの体験会や教室も広がってきた。ただ競技に触れたり観戦する機会はまだ少ない

 ▼埼玉県は今春、全小中学校に配布するパラスポーツとパラリンピックの副読本を作った。村岡選手ら地元選手紹介、競技説明が載っている。担当者は「障害者スポーツひいては障害者理解、共生社会を考える契機にしたい」と語る

 ▼パラリンピックは1960年に始まり、日本は第2回の64年東京大会から参加している。2度目の東京はパラスポーツの魅力を広める好機となる。

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