2019/07/02【三山春秋】国立赤城青少年交流の家…
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 ▼国立赤城青少年交流の家(前橋市富士見町赤城山)は2021年4月、50周年を迎える。団体宿泊訓練などを通じて体験と交流の場を提供し、健全な青少年の育成を図ってきた

 ▼節目の年に向け、地元住民の熱意で設置された歴史も踏まえ、地域との関わり方をあらためて模索している。先月末、施設を見学する機会があった。赤城山の斜面に低層階の建物がいくつも並ぶ造りになっている

 ▼構造上、上り下りが多い。バリアフリーになっているか気になって注意して見た。エレベーターは管理研修棟と、同棟から食堂へとつながる場にあった。階段には昇降機がつく

 ▼昇降機は10年ほど前に設置したという。職員は一層のバリアフリー化へ意欲をみせており、期待したい。交流の家よりさらに古く、約90年前に復元された大阪城にはエレベーターが設置された

 ▼G20大阪サミット初日、先月28日夜の夕食会で安倍晋三首相は「天守閣は忠実に復元された。しかし、一つだけ大きなミスを犯した。エレベーターまで付けてしまった」とあいさつした

 ▼「忠実に」という文脈で問題ない、ユーモア、戦前に設置した先見性を示したなどとする擁護論もあるが、どうか。車いすユーザーで伊勢崎市議の高橋宜隆さんは「悲しい。G20で言うとは。障害者への差別、偏見は変わっていない」と話した。

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