2019/07/08【三山春秋】きのうは七夕。1年に1度、牽牛…
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 ▼きのうは七夕。1年に1度、牽牛けんぎゅうと織女の二つの星が天の川で会うという中国の伝説に基づく行事だ。星がきらめく夜空を眺め、古くから人はこんなロマンあふれる物語を紡いできたのだろう

 ▼宇宙から地球を見たい。館林出身の向井千秋さんがその夢を実現したのは、25年前(1994年)の7月8日のこと。搭乗した米スペースシャトル「コロンビア」が打ち上げられ、日本人女性で初めての快挙だった

 ▼「仕事場は宇宙」など印象的な言葉が多い向井さんだが、このフレーズもその一つと言えよう。「天女になって飛んでいるような気がします」。宇宙から古里の中学生と無線交信した際に発した

 ▼宇宙への思いは尽きることがないのかもしれない。群馬高専の研究チーム考案の技術を用いた超小型衛星が宇宙航空研究開発機構(JAXA)に認められ、宇宙で実証実験をするとの報に接し、そう思った

 ▼衛星は小惑星探査機「はやぶさ2」の10分の1ほどの大きさで、群馬高専が考案した姿勢を制御する装置を搭載する。理論上の技術実験は成功しており、性能を実証できれば宇宙ビジネスへの活用も期待されるという

 ▼開発には全国の高専と連携して取り組む。ぜひ完成させ、学生らの思いを乗せて宇宙に飛び立ってほしい。「成功しますように」。部外者ながら、短冊に願いを書き込んだ。

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