2017/11/11【三山春秋】みなかみ町を拠点に活動する…
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 ▼みなかみ町を拠点に活動するアドベンチャーレースチーム「イーストウインド」所属の田中陽希ようきさん(34)が、日本三百名山を「一筆書き」で踏破する計画を進めている

 ▼来年1月1日に鹿児島県・屋久島を出発し、1年以上かけて300座を登る。ゴールは北海道・利尻岳。田中さんはこれまでに百名山、二百名山を踏破しているが、既に登った山も登り直す

 ▼「山は『1回登ってクリア』じゃない。これまでの挑戦で山頂には立ったものの、悪天候で全体を見られない山が半分くらいあった。季節が変われば違って見える。冬山も含め、四季を歩いてみたい」。3回目の挑戦の理由をこう説明する

 ▼同じ山でも季節や天候、登るスピードなどで、その表情はさまざまに変わる。そこから感じるもの、考えることも異なり、新しい発見もあるはずだ

 ▼山に限ったことではない。今暮らしている地域を、視点や立ち位置を変えて見ることで、分からなかった良さや魅力、あるいは足りなかったことに気付くだろう

 ▼高崎市の「上野三碑」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録された。価値が認められた三碑を地域活性化に活用しつつ、次代に引き継ぐことが求められる。簡単ではないが、まずはいろいろな視点で見つめてみてはどうか。先人の知恵が深い示唆を与えてくれるはずだ。

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