2019/08/09《三山春秋》高校球児の夢舞台である...
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 ▼高校球児の夢舞台である「夏の甲子園」。連日、都道府県予選を勝ち抜いた選手がひたむきなプレーで野球ファンを魅了している。昨日初戦に臨んだ群馬代表の前橋育英は惜しくも涙をのんだ

 ▼スポーツ以外でも全国の舞台に挑む高校生がいる。介護技術を競うコンテストの県大会が7月に伊勢崎市内で開かれ、吾妻中央と伊勢崎興陽、新田暁が関東大会出場を決めた。最優秀校になれば10月に新潟市で開かれる全国大会に進む

 ▼県大会を取材して、そのレベルの高さに驚いた。競技は2人一組で実施。介護する高齢者の心身機能や家族構成といった特徴が細かく設定され、7分間の制限時間内で課題に取り組んだ

 ▼単にベッドから体を起こし車椅子に移すだけでなく、冗談を交えたり家族や趣味のことを話題にしたりする組もあった。笑顔で接しつつ、相手の負担にならないよう会話の量や声のトーンにも配慮していた

 ▼競技を通じて見えてきたのは「相手に寄り添う」という姿勢。手助けはするが、自分でできることは任せ、自信や自立心を育む。介護現場の人材不足が叫ばれるなか、福祉を学ぶ高校生の姿に希望を感じた

 ▼関東大会は今月24日、群馬を含む5県から7校が集まり伊勢崎市役所で開かれる。群馬での開催は初めて。生徒の“ひたむきなプレー”に触れる機会はすぐ近くにもある。

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