2019/08/10【三山春秋】群馬には誇れるものがたくさんある...
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 ▼群馬には誇れるものがたくさんあるのに、アピールできていない。先月末に就任した山本一太知事は知事選で、「世界はまだ群馬を知らない!」をキャッチコピーに掲げた。情報発信の強化が課題に挙がる

 ▼野菜もその一例だろう。標高差があり、日照時間の長い群馬県は多彩な野菜の産地である。キャベツ、キュウリ、ハクサイ、レタスなど生産量が全国上位の品目も多いが、群馬産としての認知度は高くない

 ▼そんな中、注目されているのが欧米の富裕な知識層で急増している「ヴィーガン」。動物由来の食べ物を口にしない厳格な菜食主義者のことだ。訪日外国人客の中にも一定数いるため、ビジネスチャンスと捉える

 ▼野菜の生産が盛んで東京圏にも近い群馬県は条件がそろっているとみて、日本貿易振興機構(ジェトロ)群馬貿易情報センターはヴィーガンの受け入れ強化に乗り出す。県産食材を使ったメニューの開発や米国での県産食材のPRなどを計画する

 ▼「ヴィーガンでの地域ブランディングは全国で例がない」と同センターの柴原友範所長。「ヴィーガンに優しい県」のイメージが国内外で浸透すれば、誘客や食材輸出の追い風になる

 ▼こうした動きに県内の一部の旅館やホテル、飲食店は熱い視線を注ぐ。群馬を世界に発信するため、「ヴィーガンの聖地」を目指してはどうか。

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