2017/11/14【三山春秋】高校に行かなかったけれど、中退して…
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 ▼高校に行かなかったけれど、中退してしまったけれど、もう一度学んでやり直したい。そんな勉学の志を支援する学習会が今夏、文部科学省のモデル事業として県内でスタートした

 ▼元高校長や大学院生が講師となって前橋、高崎、伊勢崎の3会場で年間計55回開き、受講者は参加したい時に参加して自由に質問や相談をする。県教委に事業委託された県青少年育成事業団(前橋・県青少年会館内)が無料で実施している

 ▼自分の殻を破って、新しい道を歩きだそうとする若者たち。学習会に参加する西毛地域の少女(17)は小学2年生から不登校となり、高校には進まなかった

 ▼事業団の職場体験活動で幼稚園、介護施設など8カ所を訪問するうち人間的にも成長し、高校の勉強に関心が膨らんできたという。学習会の受講者はまだ少ないが、事業団スタッフは「自分の目標を持って次のステップへ動きだすの見ていると、心からうれしくなる」

 ▼11、12の両日、高校卒業程度認定試験(旧大検)が前橋・県生涯学習センターなどで全国一斉に行われ、本県では179人の出願があった。学習会の受講者も何人か受験したとみられる

 ▼要領よく進学することばかりが勉強ではない。つまずきながら、悩みながら学んだことこそ本人の血や肉になる。若者の学ぶ意欲に、大きな声援を送ろうではないか。

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