2019/08/27【三山春秋】私事で恐縮だが、今年も実家の...
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 ▼私事で恐縮だが、今年も実家の墓参りはお盆から遅れてしまった。亡父には申し訳ないことに、今月初めの命日も顔を出せずじまい。生前を含めた親不孝をわびつつ、線香から立ち上る煙を見ると、この8月を振り返る機会となった

 ▼平和と命について考えさせられる月である。広島と長崎に原爆が投下された6日と9日。終戦の15日。県防災ヘリコプターが墜落し、搭乗の9人全員が亡くなった事故から10日で1年がたった

 ▼520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故は12日で34年を迎えた。犠牲者のひ孫にあたる1歳児が親に背負われ、慰霊登山する姿も報じられた。平和や命、加えて安全の大切さをずっと引き継いでいきたい

 ▼〈国や文化や歴史、違いはたくさんあるけれど、大切なもの、大切な人を思う気持ちは同じです。みんなの「大切」を守りたい〉。今年、広島の平和記念式典で子ども代表の小学6年生2人が朗読した「平和への誓い」から引いた

 ▼誓いは、言葉で認め合い許しあうこと、相手を知って違いを理解しようと努力することの大切さを訴える。多くの人の心に響いてほしい

 ▼平和などに思いをはせるなか、歴史問題を起因とした日本と韓国の対立は通商分野から安全保障協力に拡大した。「相手を知って理解をしようとする努力」は果たして足りているだろうか。

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