2019/09/03【三山春秋】英ビジネススクール教授の著書…
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 ▼英ビジネススクール教授の著書『ライフ・シフト』が出版されたのは2016年。長寿化が進む中、人生設計の根本的な見直しを提案した。「人生100年時代」の認識はここから急速に広まった

 ▼100歳まで生きるとすれば、50歳は折り返し地点。ゴールの遠さを考え途方に暮れるのか、挑戦できる時間がたくさんあると思うか。捉え方次第で50歳の立ち位置はずいぶん変わる

 ▼この50歳2人は後者だ。群馬県ゆかりのプロトレイルランナー、鏑木毅さんと横山峰弘さんが8月末、世界最高峰のレース「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」に出場した

 ▼仏伊国境の名峰モンブランを1周し距離170キロ、通算1万メートルを登り、トップ選手でも20時間走り続ける。09年の大会で鏑木さんは3位、横山さんは6位に入賞。再挑戦へ過酷な練習を積んできた

 ▼結果は125位と304位だったが、現地から伝わるゴール後の表情は達成感にあふれていた。「これが新たなスタート」(鏑木さん)「まだ伸びしろがある」(横山さん)。出国前に聞いた言葉には人生の後半戦に向けた意気込みが満ちていた

 ▼ちなみに世界最高齢マラソンランナーとされる英国人男性は89歳で走り始め、13年に101歳で引退した。何かと年齢を言い訳にする癖がついた筆者も、気持ちを新たに先輩ランナーたちを見習いたい。

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