2019/09/04【三山春秋】榛東村から吉岡町にかけてのブドウ…
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 ▼榛東村から吉岡町にかけてのブドウ園がにぎわいを見せていた週末にブドウ狩りを楽しんだ。人気は薄い緑色が鮮やかなシャインマスカット。試食すると、程よい甘さと酸味があってうまい

 ▼良く見かける大粒で高級感のある巨峰と比べ、値段は「倍近く」という。「需要と供給のバランスです」と園の人が教えてくれた。今はシャインマスカットの生産量(供給)が少ないが、消費者の人気(需要)が高いためらしい

 ▼物の値段が決まる仕組みを習ったのは小学生の頃だったろうか。ブドウを食べつつ思い出したのは、そんな古い記憶と、夏休みに出掛けた石見銀山の「値段」のことだった。島根県にある世界遺産である

 ▼石見銀山最大級の坑道跡「大久保間歩まぶ」をガイドと歩く限定ツアーの料金は3700円。常時一般公開されている「龍源寺間歩」の入場料が410円だから、「高い」と感じたが、熱心な呼び掛けに参加を決めた

 ▼ヘッドライト付きのヘルメットと長靴の装備がいるほどの場所だったが、ユーモアたっぷりのガイドもあって、暗闇の中で銀を掘り進めた人たちに思いをはせた

 ▼当初高いと感じたツアーの値段にも、満足感が勝って納得した。良い買い物か決めるのは値段だけではなさそうだ。そういえば、奮発して買った人気ブドウも家族の喜ぶ顔を見て懐の痛みが和らいだ。

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