2019/10/19【三山春秋】群馬は三つ順位を落とし...
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 ▼群馬は三つ順位を落とし45位―。民間調査会社による恒例の都道府県別魅力度ランキングが発表された。自然や文化、グルメなど魅力は山ほどあるのにと首をかしげる県民も多いだろうが、ここはその評価を冷静に受け止めたい

 ▼外国人客を呼び込むため、川崎市が先月公開したPR動画の再生回数が1470万回を超え、話題となっている。工場夜景や能楽堂、名物のギョーザ、駅前を行き交う人々などの映像にBGMを重ね、市の魅力を約4分に凝縮した

 ▼美しい映像と心休まる音楽にうっとりするものの、何度見ても爆発的ヒットの理由が分からない。市に問い合わせると、「舞台裏」にはしたたかな戦略があった

 ▼動画投稿サイトのユーチューブで動画を広告配信して視聴を促し、米国やフランス、ベトナム、台湾など9カ国・地域で一定期間、集中的に配信した

 ▼特設サイトに誘導する仕組みも取り入れた。サイトを6万人程度が訪れ、担当者は「実際の観光につながれば」と期待する。閲覧状況を検証し、今後の施策に反映させるという

 ▼県は約1億2000万円かけて、県庁舎32階に動画スタジオを新設する。発信する中身も大事だが、本県の魅力を届けるための戦略と分析が欠かせない。庶民感覚からすれば決して安くない費用を投じる。多くの県民が目に見える成果に期待している。

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